カングーの20年 振り返りその2
- 古川
- 2019年1月31日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年8月26日
ルノーカングーの歴史を振り返るシリーズ第2回です。
今回はコカングー(フェイズ2)
日本では2003年~2009年までの6年間販売されました。
このフェイズ2が、日本でのカングー販売台数を大きく伸ばしていく事になります。
それでは、販売開始からの6年を写真とともに紹介いたします。
◇2003年
初代カングー(フェイズ1)にフェイスリフトを行い登場。
正規輸入モデルのエンジンが1.6Lに変更され、ダブルバックドア(観音開き)も導入。
オプションで電動スライドのパノラミックサンルーフが用意されました。
余談ですが、私のカングーもこの年式です。
◇2004年
正規輸入カングー初の限定車「シトラス」を100台限定販売。
専用カラー(シトラスグリーン)、専用シート、ブラックバンパーなどを特別装備。
マニュアル車もカタログモデルに追加されます。
◇2005年
前年の「シトラス」をベースにバンパーをボディー同色化、前後に大型スピーカーを搭載した「シトラス サウンドパック」が100台限定販売。
さらに、ブラックバンパーが特徴のオーセンティックが150台限定で登場します。
開閉式リアルーフを装備したオーセンティック「ジラフォン」も88台限定で販売。
「ジラフォン?」という方もおられるかと思いますので、後日ブログで紹介いたします。
◇2006年
マイナーチェンジが行われます。
外観はフロントグリル形状を変更、フューエルタンクキャップがボディー同色に、
サイドマーカーはオレンジからクリアにそれぞれ変更されました。
ホイールカバーが軟らかい素材に変わりデザインも変更されています。
(それまでは硬く、脱着時に割れることが多発してました…)
そしてメタリック車はバンパーとドアモールがボディー同色になります。
あまり浸透しなっかった様に思いますが、メタリックカラーは"フルカラード"
ソリッドカラーは"カラード"とグレード分けされました。
前年の限定車「オーセンティック」がカタログモデルになります。
大きく変わったのは内装ですね。
シートデザインもですが、アームレストやシートバックテーブル、シートアンダートレー、チャイルドミラーを装備。オンボードコンピューターが追加されました。
◇2007年
前年モデルからさらにシートデザインを変更、リアサイドボードに12V電源プラグを装備。
そして、ホイールカバーが再び硬い素材に戻りました。
(軟らかく割れにくい素材は、ペイントの剥がれが多かったからではないかと思います。)
このモデルがコカングーの最終モデルとなります。
ジャンボリーでは少数派になってしまってさみしいところですが、中古車市場では依然根強い(しぶとい笑)人気があるようです。
私もカングーの販売に携わって14年。
仕事の半分以上はこのフェイズ2がらみでしょうかね。
カングーを看板娘に担いだうちも、ルノージャポンも「おかげさまで…」のフェイズ2。
ルノージャポンの販売台数がグググっと右肩上がりになるのはこの直後、デカングーになってから。
ともすれば日本でのカングー人気の礎をつくったと言えるモデルです。
ちょっと大袈裟ですが。
「お前さんはルノーの、いやフランス車の”足腰”だ」なんて褒めてやったらよろこぶでしょうね。
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